ダイヤモンドと言われると一般的には、無色透明を連想されると思います。
しかし、工業用で使われる天然ダイヤモンドは、ほとんどが黄色がかっています。
これは不純物として少量の窒素が混ざっているためと言われています。
産出される天然ダイヤモンドの多くは黄色を帯びています。
宝石の価値としては無色透明の方が高価値とされ、
黄色を帯びるにつれて価値が低いとされています。
これがダイヤモンドの4CのColorです。
ダイヤモンドが色づく理由は、科学的に証明されてはいないそうですが、
特定条件で不純物が混ざることで光の特定波長の吸収域が生まれるためと考えられています。
窒素原子が取り込まれ、そのとなりの炭素原子が欠けるとピンク色か赤色、
0.06ppmほどのホウ素原子が取り込まれると青色、
取り込まれた窒素原子2個にはさまれる炭素原子が欠けると緑色、等。
これらはカラーダイヤモンドと言われ、産出されることも極めて希なため、
透明ダイヤモンドよりも高価とされています。
※参考文献
NEWTON SPECIAL「ダイヤモンド」NEWTON誌2007年9月号