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ピンクダイヤモンド

2014.8.20 | その他のトピックス

前回の話の続きで、今回はピンクダイヤモンドをクローズアップしたいと思います。

前回もお話ししましたが、炭素の結晶であるダイヤモンドに窒素原子が取り込まれ、そのとなりの炭素原子が欠けるとピンク色か赤色になると言われています。

ピンクダイヤモンドは、ダイヤモンドの産出量を100%とするとわずか0.1%しか産出されません。

なかでも、オーストラリアにあるアーガイル鉱山は世界のピンクダイヤモンドの多くを産出する鉱山として有名です。しかし、アーガイル鉱山のピンクダイヤモンドも2018年には採掘が終了するのではないかと言われており、より貴重価値が高まりつつあるようです。

オーストラリアでは、アーガイル鉱山とピンクダイヤモンドにまつわる神話が伝えられています。

オーストラリアの沿岸部に生息するバラマンディという魚が、3人の女性の仕掛けた罠から逃れようと、水面から飛び着地した場所がアーガイル鉱山となり、そのバラマンディの鱗などはダイヤモンドに、バラマンディの心臓がピンクダイヤモンドになったと言い伝えられているそうです。

 

今では、「あなたの愛を完全なものにする・幸福で満ち足りた愛を叶えたい」という意味合いのあるピンクダイヤモンドは婚約指輪や結婚指輪などに多く使われています。

 

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