接触式測定機の信頼性を支える測定子
当社は、レコード針の製造で培った単結晶ダイヤモンドの先端加工技術を応用し、各種接触式測定機の測定子を製造しております。接触式測定機は、測定子の先端を測定ワークに接触させることで測定データを得ています。そのため測定子先端は、高精度測定と測定値の安定性確保の観点から、単結晶ダイヤモンドをはじめとした高硬度材料を使用し、且つ高い形状精度に加工されています。
精密金型や部品を高い精度で測定するという要求は増え続けており、より高い形状精度の測定子の必要性が増しています。当社では、コアテクノロジーである先端加工技術を磨き続け、nmレベルの非常に高い形状精度を実現しています。
ダイヤモンドスタイラス
粗さ測定用触針/表面粗さ・形状測定機用触針
表面粗さ測定機や表面粗さ・形状複合測定機にて使用されるダイヤモンド製触針です。
円錐形状60° SR2µm
円錐形状90° SR5µm
特長
- 先端R部は、高精度に研磨加工を施しており、滑らかな面に仕上がっています。
- 先端は潰れなどのない球形状に仕上げており、360°方向性なく使用出来ます。
形状測定機用触針
高精度形状測定機で使用されるダイヤモンド製の触針です。
円錐形状40° SR2µm
円錐形状30° SR2µm
特長
- 先端円錐部のダレが小さく、輪郭がより理想形状に近いため、信頼性の高い測定結果が得られます。
- 先端R部は、高精度に研磨加工を施しており、滑らかな面に仕上がっています。
- 潰れなどのない球形状に仕上げており、360°方向性なく使用できます。
- 高い先端形状精度により、光学レンズやレンズ金型の測定などにも使用されています。
- 狭ピッチの溝や段差などの測定用に1µm以下の先端Rを形成することも可能です。
ルビープローブ
各種接触式測定機で使用される先端にルビーボールを接合した測定子です。
当社では、φ0.5mm以上のルビーボールについては、ボールに止まり穴加工を施し、軸を差し込み接着接合することが可能です。これにより接着面積が少ないφ3mm未満のボールでも強固に接合することができ、測定時のボールの取れを抑制できます。
特長
- φ0.5mmまでのルビーボールに止まり穴加工を施し、軸を差し込み接着接合することが可能です。
- 接触面積が少ないφ0.5~φ3mm程度のボールでも強固に接合可能です。
- 測定時のボールの脱落を抑制できます。