超硬合金加工

特性

超硬合金は、金型や切削工具などに広く使用されている汎用性の高い材料です。当社では、超硬合金を多様な形状に加工し、各種の耐摩耗治工具として提供しています。

特に、ノズルやダイスとして使用されるような流動性の良い滑らかな内部形状の加工を得意としています。高い穴径精度や穴内面の研磨仕上げも可能です。

また、突き上げピンに代表されるような微小な先端仕上げ加工も得意としています。

超硬合金形状加工例

化学組成 WC+Co
構造 焼結体
機械的特性
※参考値
引張強さ 0.8~1.7GPa
曲げ強さ 2.4~2.6GPa
圧縮強さ 6.1GPa
ヤング率 620~640GPa
硬さ HK 1,700
特長 硬く耐摩耗性に優れている。
汎用性が高く、材種も豊富。
加工形状の自由度も高い。
ロウ付けなど多様な接合方法が可能。

加工

穴部の四隅のコーナーR寸法のバラつきが非常に少ない。

  • 実測値R1=R0.3786
  • 実測値R2=R0.3787

超硬合金

先端R25µm ± 2µmにて製作。

  • 実測値先端R=24.1µm
  • 先端R部真円度:0.9µm
  • きれいな球状に研磨仕上げされている。

 

使用用途例