ダイヤモンド加工

特性

単結晶ダイヤモンドは非常に硬く耐摩耗性に優れていますが、硬脆性材料で絶縁体でもあるため、加工が非常に難しい材料です。当社は、レコード針の生産で永年培われたダイヤモンド加工のノウハウを有し、また、ダイヤモンドの加工を行うため独自に研削ホイールを開発し、加工が難しいダイヤモンドを高効率に精密微細加工を行っています。

ダイヤモンドを微細・微小・高精度に尖らせる技術、ダイヤモンドに微細・精密な穴加工をする技術は、当社のコアテクノロジーです。

正八面体(オクタヘドロン)原石

十二面体(ドデカヘドロン)原石

組成 C
構造 立方晶
機械的特性
※参考値
引張強さ 1~4GPa
曲げ強さ N.A.
圧縮強さ 6~11GPa
ヤング率 1,000~1,100GPa
硬さ HK 6,000~11,000
特長 自然界で最も硬い材料。
耐摩耗性に優れている。
絶縁性に優れている。
極めて低い摩擦係数。
高い熱伝導率。
低い熱膨張率。
広い透過スペクトラム。

加工

ダイヤモンド微小先端加工

  • 先端R寸法:0.076µm
  • 先端R形状精度:P-V値=0.211µm

ダイヤモンド高精度穴加工

  • 穴径:φ0.2061±1µmで加工可能
  • 真円度:φ0.7µm

使用用途例